法然院で聴く日本の文化とマナー

4月も半ば過ぎの19日、雨の落ちてきそうな空模様の京都へ出かけました。
哲学の道から少し入ったところにひっそりと佇む法然院、道すがらのしっとりとした苔と新緑も美しい。
DropShadow ~ sP4192746
DropShadow ~ sP4192748

ひなびた趣の茅葺き屋根の山門から境内に入ると、両側に「白砂壇(びゃくさだん)」という白い盛り砂があります。
DropShadow ~ sP4192754

砂壇は水を表し、間を通ることで心身が清められ浄域に入ることを意味しています。
DropShadow ~ sP4192757
砂の上には紋様が描かれていて、水を表す水紋だったり、水に流れる楓の落ち葉だったり。季節ごとに様々な文様が描かれるそうです。

この日、こちらを訪れたのは熊倉功夫先生のお話を聴講するため。ふろしき研究会主催の「第90回ふろしきトーク」の記念講演でした。

茶道史をはじめ日本の料理史、民族史など日本文化史研究の第一人者でいらっしゃる熊倉先生のお話のテーマは、「時に移ろう、文化とマナー」
日本のマナー、すなわち礼儀作法は、円滑な人間関係を保つためのルールで、その根底には日本独特の「間」の感性がある。マナーを風俗文化として捉えた視点からのお話は大変興味深く、熊倉先生の穏やかな口調に惹きこまれ、あっという間の時間でした。

先生は和食文化国民会議の会長でもいらっしゃって、翌日は東京で、活動開始の記者会見をされる予定でした。ユネスコ無形文化遺産にも登録された和食=日本の伝統的な食文化、その価値を国民全体で共有し次世代への継承を推進することを目的とした(通称)和食会議。日本でのオリンピック開催に向け今後益々お忙しくなられるであろう先生のお話を間近で聴かせていただける貴重な機会。当日は風呂敷の展示もされていて、日本の「間」の文化の中での風呂敷について、改めて考える機会となりました。
DropShadow ~ sP4192763

雨の降り出しそうな夕方の帰り道。
DropShadow ~ sP4192775

満開を迎えた八重桜がひと気もまばらになった哲学の道に、一際美しく風に揺れていました。

最後までお読み頂きありがとうございます。
にほんブログ村 料理ブログ テーブルコーディネートへ
にほんブログ村
関連記事
2015-04-27 | Trackback(0) | 和文化

プロフィール

カテゴリ

最新記事

月別アーカイブ

リンク

メールフォーム

検索フォーム