八女茶の里を訪ねて

二十四節気は「立夏」となりました。
暦では夏ですね。爽やかな初夏の季節、新緑がさらに青々しく眩しく感じます。

少し前ですが、福岡県のお茶処、八女を訪ねました。
高級茶として全国に知られている八女茶。甘み旨み成分の多い濃厚な味わいが特徴です。特に玉露は有名で、化学繊維の被覆ネットではなく昔ながらの稲わらで20日間被覆する伝統技法を使った「伝統本玉露」は、全国茶品評会でも11年連続日本一の賞を受賞するなど質・量ともに全国一を誇ります。

子供の頃から八女のお茶は身近にあり、馴染みのある地名でしたが、若い頃は「八女」に遊びに行こう!という感覚はあまりなくて、ゆっくり訪れたのは初めてだったかも。歴史ある街並みや文化に心惹かれる年頃になりました(笑)

訪れたのは「矢部屋 許斐本家」さん。
許斐本家

江戸時代から山産物の問屋業を営む本家から独立し、八代許斐寅五郎さんが慶応元年(1865年)にお茶の専門問屋(製茶問屋)を創業された老舗のお茶屋さん。九代許斐久吉さんは、八女地方のお茶の特産化を目指し、この地方の細かい地域名で呼ばれていたお茶の名を「八女茶」と統一した名付け親でもあります。今は14代目がお店を守っておられます。

外観の左手にあるもの、なんだと思いますか?
「日除け」と呼ばれるお茶の審査場です。

内側から見るとこんな感じ。
許斐本家2
晴天や曇りの日でも同じようにお茶の色を見ることができる光の調整施設だそう。今は技術の進歩で設備の整った審査場がありますが、昔はこうやって光に左右されずにお茶を審査する工夫がされていたんですね。

許斐本家3
こちらは昭和初期まで使用されていた八女茶の茶壺(万古焼)と、当時流行してたアールデコ風のラベルが貼られた進物用貼箱。このラベルが本当に素敵で、復刻されたラベルは現在商品のラベルとしても使われています。
昨年秋に博多阪急でテーブル展示をさせていただいた時にも、店主さんにご相談してお茶缶に使わせていただきました。(その時の記事はこちら→)

紅茶を輸出していた時代の紅茶ラベルも素敵♡
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画像は許斐本家さまホームページよりお借りしました

明治期にはイギリスにも輸出されていた八女の紅茶。
復刻版の和紅茶も渋みが少なくほのかな甘い香りで美味しいです。

お店の一角。
許斐本家4
お店の方にお願いすれば、歴史を感じる町家の店内を見学させていただけます。


お店を後にして、ぶらりと街歩き。

すぐ近くには秋の放生会で重要無形文化財の「八女福島灯篭人形(からくり人形芝居)」が奉納される福島八幡宮があります。

神社の路地裏にある「ao cafe(アオカフェ)」で一休み。

aocafe
昭和初期の料亭を改装した古民家カフェです。

aocafe3

縁側の席に座り
aocafe4
星野抹茶オーレの白玉あんこをいただきました。
抹茶が濃くて美味しかった♡


幼馴染のような昔からの友達と久しぶりにのんびり話しをしながら、リフレッシュした1日でした。
aocafe2



八十八夜を迎え、お茶の里では新茶が出回り始めました。
青々しく爽やかな新茶をいただくのが楽しみです。

先ほどご紹介した許斐本家さんのホームページでは、新茶の季節を迎えた茶畑とお茶の葉の写真が紹介されていました。
鮮やかな緑に目を愉しませてもらえますよ!
http://www.konomien.jp/blog/2017/04/29.php


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2017-05-09 | Trackback(0) | お茶の時間

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